餃子考:?-84:本家 大みなと 味平(喜多方市関柴町)(2017/06/04)

・はじめに

 6月になったが、やや肌寒い。

 喜多方市の店も随分廻ったので、店を見つけることが困難になってきた。

 本日は、喜多方市の東側を目指す。

・対象

 営業時間:10:00〜21:00(月・水〜日・祝)、10:00〜15:00(火曜) 定休日:火曜夜

 餃子5個350円

 店内は広い。テーブル席6席、相席用大テーブルが1席、小上がり座敷席もある模様だ。

 席には酢、醤油、ラー油、胡椒がある。

・結果

 大きさは中程度で皮はやや厚め、焼き目はやや軽い。

 餡は肉と野菜が半々ぐらいだ。

・考察

 この店のキャッチ・フレーズ(?)は、「あっつぐねかったら、んーまぐねぇびした」。

 老麺会のパンフレットにも、また、店内の壁にも書かれている。

 これ、東北に住んでいない人でも意味を読み取れるだろうか。

 標準語に直せば、「熱くなかったら、美味しくないでしょう」で良いと思う。

 「ねぇ=ない」「んーまい=旨い」というところは、そこまで難しくはないだろう。

 福島県では、語尾に「〜びした」「〜だべした」とつく話し方が蔓延しているが、

 これは、「〜です」よりは、「〜です。(そうでしょう)」という、

 同意を求める含みもあると思う。つまり、相手の意向を確認する作用もあると思うのだ。

 自身が、長いこと福島県に住んでいるから、そのように感じるのだが、

 他の福島県在住者はどう思っているのだろうか。そこまで考えずに使っていそうだが。

 思えば、「地元の言葉」は、意識しなくても大体聞き取れるようになっているものだ。

 大学時代、他県(特に関東から西)から来た学生は、地元民との会話に苦労していた。

 餃子についてだが、皮がやや厚いことと、餡の味はあっさり気味だと思ったこと。

 このふたつのバランスを考慮しなければならない。

 皮が厚いということは、僅かな量ではあるが、皮の量が増えることになる。

 すると、相対的に餡の量は減る、とも言えるわけだ。

 皮の味を強く出すことは困難であり、それができている店の餃子は美味しい。

 だが、大抵の店では、皮にしっかりとした味をつけることはしていない。

 多くの場合、相対的に味の薄い皮と、味の濃い餡の組み合わせで餃子が出来るのだ。

 皮が厚い、ということは味の薄い部分の絶対量が増えることになる。

 すると、餡の量を多くしたり、餡の味を濃くすることでバランスを取るべきではないか。

 なので、厚い皮と、あっさり味の餡とのバランスはあまり良くないように思える。

・まとめ

 評価は3である。もう少し味のしっかりした餡で食べてみたかった。

 店を出て改めて周囲を見渡すと、平地なのに遠くまで見晴らすことができる。

 それこそ、大都市からやってきた者にはなかなか体験できない景色なのだろう。