『勘違いエリートが真のバリュー投資家になるまでの物語』

ガイ・スピア・著 長尾慎太郎・監修 パンローリング

「世界一の投資家」ウォーレン・バフェッ

トとのランチ権を65万ドルで買った男、ガイ・スピア。

オックスフォード大学経済学部を首席で卒業し、経営コンサルタン

ト、ハーバード・ビジネス・スクールを経てファンドを立ち上げた

方ですが、最初の就職先は悪名高い証券会社で、人生のどん底に。

そこから這い上がれたのは、いくつかの書籍とバフェットの教え、

それから有名な自己啓発家、トニー・ロビンズの教えがあったから

だそうです。

良い投資をするには、

・どのような人と関わりたいのかを決めること、

・「内なるスコアカード」に従うこと

・自分のなかの感情的な弱さに気づくこと

・構造的な優位を築くこと

環境は自分で変えられると思いたいが、実際には自分のほうが変わ

ってしまう

バリュー投資というのは、自分の道を行かなければならない。バリ

ュー投資を追求することは、みんなが間違っていることを見つけ、

その誤解を利用して利益を上げることに尽きるからだ。しかし、そ

れをするためには、自分を「内なるスコアカード」で評価するよう

に変わらなければならない

良い投資家になるためには、自分を異端者として認める必要がある。

もしかしたら、本当のゴールは、みんなに認められることではなく、

自分自身を認められるようになることなのかもしれない

模倣は人間の進化を促す最も強力な方法のひとつなのである

ミセスBは九五歳のときに引退したが、すぐに仕事に復帰したとい

う。モットーは「安く売り、本当のことを伝え、だれもだまさない」

である

当時の私は、アックマンやホーンに嫉妬し、彼らのように何億、何

十億ドルもの資金を運用できる人間だということを示したくて道を

見失いかけていた。今考えれば、こんなことをするよりも、最高の

株を選ぶことに時間を使い、パフォーマンスで示せば良かったので

ある

ひとつ正しいことをして成功するビジネスもあるが、ほとんどの場

合はたくさんの小さな正しいことの積み重ねが成功につながる

「正しいことをしようとしても、それが慣習的でないと、みんなが

必ず止めようとするんですよ」(バフェット)

当時、私がバフェットを最も羨ましいと思ったのは、彼の並外れた

知性ではなく、彼の投資の構造的な優位だった。バークシャーはフ

ァンドではなく株式会社なので、返済不要の資本を持っていたのだ。

つまり、彼は株主の解約を心配する必要がなかった。そのため、彼

は完璧なタイミングで巨額の株式投資をすることができたのである

◆著者がまとめた投資の8つのルール

1.株価を頻繁に見ない

2.人に勧められたものは買わない

3.経営陣とは話をしない

4.投資の調査は正しい順番で行う

5.自分の投資アイデアの相談は下心がない人だけにする

6.マーケットの取引時間中に株を売買しない

7.株を買ったあとに下落したら、二年間は売らない

8.現在の投資について語らない

経営陣は売り込みが上手いから「経営陣とは話をしない」、

投資案件を慎重に見極めるようになるので「株を買ったあとに下落したら、

二年間は売らない」