2017年 4月 27日(木) 藤原歌劇団「セビリアの理髪師」 ゲネプロ

指揮 佐藤正浩、演出 松本重孝、美術 荒田良、衣装 前岡直子、照明 成瀬一裕。 ロジーナ 脇園彩、アルマヴィーヴァ伯爵 中井亮一、フィガロ 谷友博、バルトロ 柴山昌宜、バジーリオ 田島建也、ベルタ 但馬由香、フィオレッロ 大石洋史、隊長 小田桐貴樹。テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ。

この日は初日組のゲネプロ。本番を期待の星ともいうべき脇園彩の出演するこの組で観たかったのだが、取れたチケットが2日目組のものだった。そこでゲネプロでこの初日組をペーザロの仲間のK氏を誘って観ることにしたのだ。テアトロ・ジーリオ・ショウワで3時から。

舞台は中央に噴水のある広場を挟み、左側にロジーナのバルコニーのあるバルトロの家。右側にも建物が並び、遠近法を強調した奥が狭くなった配置だ。序曲の演奏が始まるが、オーケストラが何かたどたどしい。フィオレッロの大石洋史、アルマヴィーヴァ伯爵の中井亮一、そしてフィガロの谷友博が次々に登場するが、驚いたことに皆声量がすごい。ひょっとすると確か1,200人程度収容のこの劇場の大きさ、またはこの劇場のアクースティックのせいだろうか。それともセットのせいだろうか。私の耳の状態のせいだろうか。そして脇園彩のロジーナの登場だ。出だしは何となく調子が悪いように感じた。そしてバルトロの柴山昌宜がやはり素晴らしい声量だ。脇園はすぐにしっかりした歌唱となった。声量は他のソリストと同じ位だ。松本重孝の演出はいつも手堅く、失望することは少ないが、この日のゲネプロでは「セビリアの理髪師」の面白さが全く出ていない。バルトロの柴山昌宜に至っては未だかなり歌詞をきちっと覚えこんでいない。失望したゲネプロであった。この後パパミラノでK氏と食事。